今の私を例えるなら、球を全弾撃ち尽くした後、
うっかり入ってはいけない部屋に入ってしまい、
回りをゾンビに囲まれてしまい、退路を断たれてしまったって感じ…




神様、私が何をしたというのですか?




神様…私はあなたに嫌われてるのでしょうか…
どうして私にばかりこんな試練を与えるのでしょう…
は俺のんっちゃ!」
「否!我のモノ也」
「……!!(俺のモノだ!!)」
私はモノですか!?
っていうか私の意思は完全に無視ですか?
…ああ、そうですか…
所詮私が口で勝てるような人たちじゃないですもんね
っていうか休憩時間まだなんじゃないんですか?
今、部活中ですよね…?
部室に集まってていいんですか?
牛尾先輩怒ってるんじゃないんですか?
私ひとりが責任とらされたりしないですよね?
マネージャーやめる気無いんですけど…
……いいかげん私を囲んで喧嘩するの止めてくれませんか?
本当は喜ぶべきなんでしょうけどね?
全然嬉しくないんですよこの状況
むしろファンの人たちに殺されそうで怖いんですよね…
こんなことになるんなら部室をひとりで掃除しようなんて考えなきゃよかった…
でもみんな忙しそうだったし…
これはあれですか?
宿命ってヤツ?
私に死ねと…?
そうおっしゃるんですね?
「「「は誰が好き(とね)(也か)(なんだ)!?」」」
「はぁっ!?」
何!?何なの!?三人(正確には二人だけど)でハモらないでよ!!
ってか今まで私の意思なんて関係無く喧嘩してたくせになんで急に!?
「「「正直に答え(るっちゃ)(る也)(て)!!」」」
私にどうしろと?
くぅっ!こうなったらごまかしてしまえっ!
「恋人にするならたっつんが良いなv」
「「「は?」」」
うわ〜皆変な顔ーファンが見たら驚くだろうなーv
「でー、夫にするなら子津くんvお兄さんにするんなら牛尾先輩かなーv
 弟にするなら比乃くんでー、あ、鹿目先輩でも良いかなーv
 虎鉄先輩は愛人かなーv遊び人っぽいし、猿野くんは側に居るとおもしろいよねーv
 冥ちゃんも反応がかわいくていいなーv」
あっはっは!おもしろい顔!!
「じゃあ私はこれで!!」
深く追求される前に逃げてしまえ!!
「「「待(つっちゃ)(つ也)(って)!!」」」
ちっ!ごまかせると思ったのに!!
っていうか三人してすごい勢いで肩を掴まないで!!
ミシミシいってマス!!
大ピ〜ンチ!
皆さん顔が怖いデスネ…
「「「結局のところ誰が一番好き(なんっちゃ)(也か)(なんだ)!?」」」
お母さん、先立つ不幸をお許しください…
私ここで殺されます!
『ドンドンドン!!』
扉をたたく音!?
天からの助け!?
「ここを開けたまえ!蛇神くん猪里くん司馬くん!!」
牛尾先輩だ!
これで助かった!!
「このまま部活をサボる気かい!?そんなことをしたら容赦しないよ!?」
怖っ!!マジ怖っ!!
黒いオーラが扉を通り抜けて漂ってきてますよ!!
「い、今開けます!!」
それが正解だわ!!猪里先輩!!
『ガチャ、バンッ!ドカッ!』
「ぐはっ!」
「きゃあ!猪里先輩、大丈夫ですか!?」
鍵を開けたとたんすごい勢いで開けられた扉によって猪里先輩脱落
はっ!司馬くんがすごい勢いで震えてるっ!
蛇神先輩も念仏唱えてるし!
「おや、くん居たのかい?」
ひぃ!似非さわやか!!
目が笑ってない!!
そして後から黒いオーラが!!
「はははははいぃっっ!!」
「そんなに改まることはないよ。それより早く仕事に戻りたまえ。
 ここは僕がどうにかしておくから」
改まってるんじゃないです!
怖いんですよあなたがっ!!
「はい!!」
ふふ…私ってこんなに走るの速かったんだー
比乃くんもびっくりってカンジ?
猪里先輩、蛇神先輩、司馬くん
こんな私を許して…


――その後、三人は一週間ほど学校に来ませんでした


---------------------------------------------------------------------------

美紀:「あははははー」
猪里:「あははははー、じゃないっちゃ!!」
蛇神:「滅!」
美紀:「ひいぃ!怖っ!」
猪里:「こんな駄文書くおまえが悪いったい!覚悟しい!」
美紀:「だってお前等のしゃべり方わかんないんだよ!!」
蛇神:「お主の文才の無さを我等のせいにするでない!」
司馬:「(こくこく)」
美紀:「はうあ!司馬くんまで!!」
牛尾:「それよりなんで僕がこんなに黒いんだい?」
美紀:「牛尾さん!いつの間に!?」
牛尾:「そんなことはどうでも良いんだ。それより説明してくれるかな?」
美紀:「そ…それはっ………さらばだっ!諸君!」
猪里:「逃げたっちゃ!追え!!」
蛇神:「六道眼っ!!」
司馬:「!!」
牛尾:「ふう皆行ってしまったね。紗夜くん、貴火くん、端くん、はゆきくん。
こんなもので良かったらもらってくれると嬉しいなv
気に入らなかったらいくらでも書き直させるから遠慮せずに言ってくれたまえ。
  さて、そろそろぼくも奴を追うか…」


―皆居なくなってしまったので終了―






FULL☆COURSE時代、相互記念として頂いた一品
美紀ちゃんその節はありがとね

難しい逆ハを注文したにも関わらず、かなりいい感じやし…
(逆ハになったいきさつ。
 紗夜の希望→蛇神夢
 端の希望→司馬夢
 貴火の希望→猪里夢  だったので、いっそ逆ハにしちゃおう!
 と、言う具合で…)
蛇神さんと司馬くんといのりんの逆ハでしたが、紗夜的には
牛尾キャプテンが一番いい味だしてたと思います